うちの子は2歳から花粉症で苦しんでいます。
花粉歴10年。
いつも一月末から薬を飲み始めています。
血液検査ではアレルギーを数値化したものが出ますが、
170以下が正常値の所、うちの子は861あります。
これを見た時には、驚きを通り越してフリーズしました。
ちなみにスギだけじゃなく、ハウスダストの方も同じレベルでアレルギーがあります。
毎年5月の初旬くらいまで鼻炎の薬を飲み続けますが、その間もスッキリ症状が治まっているわけではありません。
去年は6月を過ぎてなお鼻詰まりが悪化し続けていました。
なぜか、それは
「私が病院を変えたから〜」
(チコちゃんに叱られるよ)
いつも花粉症の薬はアレルギー専門の小児科にもらいに行っていて、普段のちょっとした風邪症状などは近くの小児科にかかっていました。
一年に一度だけ花粉症の薬をもらいに行く小児科は家から少し距離があり、お爺ちゃんの先生は引退して息子さんに代替わりしていました。
「いつも同じ薬だし、近所の小児科で済まそう!」
と思った私を誰も責める事はできないでしょう。
(後に夫にすごく責められるのですが)
だって嫌がる子供を病院に連れて行くって重労働だし。
定期的に診てもらってる先生の方が良いのでは?という気もしたし。
この前血液検査もしたし。
ねぇ。
そして無事に近所の小児科の診察室でお薬手帳を見せて、いつもの薬を出してもらえる事になりました。
そこで終われば良かったのですが、、、
女の先生は優しく言いました
「とーってもいいお薬があるから出しておくわね」と。
「鼻詰まりがすぐ治るの。でも心臓がドキドキするから1日4回までね」
とも。
うちの子が花粉症で一番辛いのは、夜になると鼻詰まりがひどくなって寝られない時です。
女医さんがすすめてくれた「とってもいいお薬」はプリビナという点鼻薬でした。
夜にシュッとしたら、あら不思議。
スッと鼻が通ってすぐに寝られ、驚きました。
うちの子も喜んでいました。
毎晩「本当にいい薬だね!」「魔法みたい」と使い続け、無くなったらまた貰いに行きました。
そして5月になる頃、朝起きた時に鼻が詰まるようになりました。
なので朝も点鼻薬を使い、楽になりました。
そのうち学校から帰宅した時も鼻が詰まるようになり、1日に3回点鼻薬を使うようになりました。
その調子で点鼻薬はすぐ無くなるので、小児科に「もっと沢山出して」とお願いしましたが、「少しずつしか出せない」と言われました。
そこで私は考えました。
「何度も小児科にかかって点鼻薬をもらうのが面倒くさい!」と。
「面倒くさい」を解決できるなら、どんな面倒くさい事もやる気になる私。
以前からママ友に聞いていた「舌下免疫療法」を始めようと思ったのでした。
しかも、いつの間にかもう6月。
いつもはもうスッキリしている頃なのに、毎日4回点鼻薬を使うほど鼻が詰まっています。
舌下免疫療法をやっているアレルギー小児科は、その点鼻薬をもらっている小児科のすぐそばでした。
早速予約を取り、院長の診察です。
舌下薬はすぐに始める事になりました。
そして私はあの魔法の薬が欲しくて
「プリビナという薬がよく効くので出してください」とお願いすると、
院長の表情がサッと変わりました。
診察室には看護師さんもいましたが、
看護師さんもピリッとした様子に。
「え?」と思ったら院長が
「そんなものを出してるの?あの先生」と言いながら、一枚のプリントを出して来ました。
そのプリントには恐ろしいひと言が書いてあったのです。
「その時幸福、あと地獄」
院長は「悪い友達です。縁を切った方がいい。」と言いました。
そ、そんな、、、
アレがないと、、、アレをくれ〜!
なんだか薬物常習者になった気分。
うちの子も「地獄」がかなりショックだったようで、その日から二度とプリビナを使おうとはしませんでした。
「今は苦しいけど我慢する」と(涙)。
時間はかかりましたが、鼻詰まりは徐々に治っていきました。
やはり、餅は餅屋、
アレルギーはアレルギー専科。
皆さまも悪いお友達(プリビナ)にはお気をつけください。
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