高校、最後は自分で決める

前回「特別支援学校カースト」などと
キワどいワードを出してしまいましたが、正直私にはそう見えました

Screenshot

こりゃ、テッペン取ったるで〜!
という人が現れても仕方がない
(そうか?)

とにかく、この図の通り
特別支援学校は3種類あります

上から2つの
「就業技術科」と「職能開発科」は入試があり
合格点に満たなければ入れません

一番下の「普通科」に試験はありません

私は親の会ですごく早くから高校の事を調べてたんで知ってるんですけど、色々調べた上でうちの子は試験のない普通の支援学校がいいのではと思っていたのです

だから普通の支援学校に見学に行きました

学区の支援学校なので、小中学校の先輩もたくさん通っています

見学した授業ではたまたま、ほとんど意思疎通が困難な重度の子たちばかりでしたが、うちの子は小学校から中学に上がる感覚で「卒業したらここに通うのか」と受け入れているようでした

じゃあなぜ受験?

「学校見学は沢山行った方がいい」
という諸先輩方のアドバイスにより
他の学校も見に行きました

「就業技術科」の高校です

数年前はここに行けたらいいな〜と思っていました

高校

高校を視野に入れた

2021/01/23

しかし、多様な進路選択がある今は「ちょっと違うかも」と思っていました
ここは入学する時から就労前提だからです
高校卒業後に、普通の大学生くらいモラトリアムがあってもいいじゃない?
まだ小学生程度の勉強しかしてないんだから、せめて中3までの勉強が出来るまでは学びの時間があってもいいじゃない?
そして長い休みには友だちと旅行に行ったりバイトしたり・・・と考えていたのです

そんな私の気持ちとは裏腹に、数年前の私のように、うちの子はこの就業技術科の高校が気に入ってしまいました

なぜなら、
最初に見た「普通科の学校(職能開発科もある)」が現在建て替え中なので仮設校舎だったのに比べ、この就業技術科の高校は立派な建物で、広い体育館や職業学習のための本格的な倉庫やカフェなどが素晴らしく見えてしまったようです・・・

そんな動機で、と思いました
それに、ここは落ちる可能性大

ゲームでもなんでも、負けたり失敗したりしたら「この世の終わり」みたいに泣いちゃう子じゃん!
こんな大きな失敗体験いらないよー!
と思いましたよ

「ここに行くならすごく勉強がんばらないといけないよ?」
と念を押しました
「卒業したらすぐ働くんだよ?」とも

するとうちの子は
「うん、わかってる、がんばる」
と言ったのです

ああ、これが成長というものでしょうか
自分で何かを決めるのが苦手なうちの子が、ハッキリと意思表示した事が嬉しいと思ってしまいました

でも一応、発達クリニックの先生に聞きました
「落ちた時のダメージが心配です」と

すると先生は
「自分が行きたいと言って落ちた子は何かしら得るものがあるから引きずらないです
逆に、自分は行く気がなくて親に言われて受験して落ちた子は結構引きずりますね」
と仰られました

確かに、自分で決めた目標に向かって頑張って努力した事が無駄になるはすがないですよね
(もちろん合格したら嬉しいですが)
もしかしたら「この世の終わり」みたいな悲しみがあったとしても、引きずらないで前を向けるかも

なんとなく私も希望が持てました

多くの先輩方は
「進路は本人が決めた」
とおっしゃっていました

親の希望と違う事が多いのもよく聞く話です

うちの子も中3になったら自分で決められるのかなー
と、不安でしたが、決めたようです

ちなみに、他の就業技術科や職能開発科も見学しました

「チャレンジ校は?」
「普通の高校は?」
・・・

それはまた別の機会に・・・

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