障害者手帳、本人にどう説明する?

障害の説明

前回、障害者手帳を申請しに行った話を書きました。

リベンジマッチ!障害者手帳申請(2回め)

2023/07/31

その際、子供に手帳の事をどう伝えるか?
知能テストへの向き合い方をどう説明するか?
という難題がありました。

その辺を本人にわかってもらえていないと、また手帳が認定されないかも知れない。
でも伝え方を間違えてしまうと一生消えない傷を負わせてしまう気がして、かなり慎重になっていました。

2年前に申請しに行った時は、ひたすらごまかしたと思います。

私「手帳をもらいに行くよ。
でもテストが出来すぎるともらえないんだ。」

子「手帳って何?」

私「持ってると色々割引になってお得なんだよ」

子「ふーん…(なんだかよくわからない)」

結果、普通にテスト頑張ってIQが高く出たので手帳は非認定(T_T)

今回は本人の協力も不可欠!
わざと間違えたりしなくてもいいから、実力以上のものを発揮しないで、ありのままの結果を出してもらわなければ!

ズバリ「IQ75より下ならもらえるよ」と言ってしまおうか?
いや、IQをズバリ本人に伝えるのはちょっと抵抗がある。

「支援級の子はみんな持ってるから、もらおうよ」と気軽に言う?
いや、手帳もらえなかった時に何て説明したらいいのかわからない。

そう、もらえなかった時の事があるから難しいんですよね。

しかし、そんなある日、運命のひと言を授かったのです!

それは中学の保護者会でした。
会の最後に先生は
「障害者手帳を取ってない人は取ってください。高校に進学する時にあった方がいいですから。」
とおっしゃいました。

「わかってるよ!でも取れないんだわ!」
と心で悪態をつきながら、頷いておりました。
(こらこら)

先生は続けて
「あるお母さんは手帳の事を本人に「これはお守りだよ」と言ってるそうです。
自分に足りない事があったらそれを補ってくれるお守りになると説明したそうです。」

私は「ピーン」と来ました。
「お守り」
これだ!と思いました。

思わず先生に「それいいですね!」と言ってしまったほど。

「お守り」なら最悪もらえなくてもいいし、あれば安心できる感じがしますよね。

手帳を申請しに行く直前に、うちの子にこう説明しました。

「今からもらいに行く手帳は、お守りだからね。
今まで支援学級でゆっくり勉強してきたから、急に普通のみんなと同じにしてって言われたら困るよね。そんな時に助けてくれるお守りだからね」

うちの子は
「電車やバスが安くなるんでしょ?」と言っていましたが、まぁ無いよりあった方が良さそうだという事は納得してくれたようです。

児童相談所の係の人にも言った所、
「いいですね!お守り!
障害者であると認定するものではなく、お守りってすごくいいですね!」と感心していらっしゃいました。

そういえば、中学の先生はもう一つ言っていました。
「手帳は武器だと言う子もいます」と。

うちの子には少し違うかなと思ったので使いませんでしたが、性格によっては「武器」の方がピンと来る子もいるでしょうね。

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