障害年金を受け取るのは
20歳からです。
毎月一定の入金がある事は
生きがいにつながります。
もらうべき人は確実に
もらわなければいけません。
うちの子にとっては
11年後の話になりますが、
機会があったので
「知的障害で障害年金を
もらうポイント」という
社会保険労務士さんの
講座を聞きに行きました。
タイトルには「知的障害」
とありますが、精神障害や
発達障害の場合のお話も
ありました。
障害の度合いが実際より
軽く見られないように申告する
ポイントをわかりやすく
教えてくださいました。
気をつけないと、
重度の障害があっても
受け取れなくなってしまう
との事。
まるで引っ掛け問題のような
質問表の項目もあり、
どう答えれば正確に伝わるか?
例えば、
うまく出来ない事を
「困難である」とドクターが
診断書に書いた場合、
年金機構の審査では
「困難」は「出来る」と
捉えられてしまうので、
はっきりと「できない」と
表現しなければいけない
という事などです。
ドクターも身内も
希望的な観測から、つい甘い
表現になりがちなのだそう。
しかし、
社会保険労務士の方は
こうおっしゃっていました。
「我が子のできない事を
見つけていくのは大変つらい
作業だと思いますが、
乗り越えていただきたい」と。
いつもは我が子の
出来ない事には目をつぶり
出来る事を見つけて伸ばそうと
努力している私たち。
出来る事、出来るかもという
希望は全て置いといて、
出来ない事を具体的に詳しく
書き連ねるというのは、
とてもつらい作業だと思います。
その時、私はふと思いました。
「確定申告に似てる!」と。
私は独身時代にしていた
確定申告を思い出しました。
ただ申告書を出すだけでも
幾らかの還付金があるのですが、
自分で経費を算出し、収入額を
減らす事で、より多くの還付金を
受け取る事ができます。
やればやるほど、
「私の年収たったこれだけ?」
となりますし、やはり
何かとつらい作業です。
しかし、払い過ぎた税金を
返してもらえるものなら
キチンと返してもらわなければ
いけません。
「自分をいかに低く見せるか」
というと
誤解を招くかも知れませんが、
嘘の報告をするわけでは
ありません。
障害年金も、
確定申告の還付金も、
受け取れる人は受け取らなければ
いけないと思います。
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