うちの子の学級では
「キラキラタイム」
という時間があります。
わかりやすく言うと
「性教育」の時間です。
性教育というと私なんかは
「女子だけ集められてやるアレ?」
「保健体育でやる二次性徴の話?」
くらいしか思いつかなかったのですが、
皆さんはどうでしょう?
少なくとも
「きちんと性教育を受けました!」
という人はあまりいないと思います。
「キラキラタイム」は、なんと
週に最低1時間はあります。
学年問わず、男女一緒に受けます。
え、ヤバくない?
そんなに何をやるの?
どこまで教えるの?
数々の疑問が渦巻きますね。
そこで、私が公開授業で見た
キラキラタイムをレポートします!
まず初めに
サイコロゲームです。
サイコロの目は
「壁ドン」「結婚式の入場行進」
「ハグ」「手を繋ぐ」
「タイタニック」
サイコロを振って出た目を、
誰かを誘って一緒にやります。
誘われた方は、
嫌だったら断ってもいいし、
誘った方も断られたら
怒ったり落ち込んだりせず、
気持ちを切り替えてまた次の人に
声をかけてみようというものです。
合意を得る練習でしょうか。
子供たちはレクリエーションとして
楽しんで盛り上がります。
次に、
自分たちが生まれた時、
どれ位の大きさだったかを
手に取って実感します。
最初は紙に針で開けた穴!
「小さーい」「見えない」という声が
あちこちから聞こえます。
胎児や新生児の人形なども
みんなで持ってみます。
次に、なんと産道が出現しました。
ダンボールと布で作ったトンネルです。
みんなで赤ちゃんの気持ちになり、
手を使わずにくぐり抜けて
お産を再現します。
手を使わずにトンネルを抜けるのは
なかなか大変で、みんな
髪の毛はクシャクシャ、汗だくです。
最後に先生は
「みんなが産まれてきた時、
お母さんももちろん頑張ったけど、
みんなもすごく頑張って
産まれてきたんだよー!」
と言いました。
私が見た授業は以上です。
キラキラタイムでは他にも、
妊婦さんの気持ちになってお腹に
重りをつけて掃除をしたり、
生理用ナプキンを下着に着けるのを
皆でやってみたり、最近よく聞く
ジェンダーの話もするそうです。
ズバリ性交の話もするそうですが、
生徒はみんな真剣に聞いており、
茶化したりいやらしいと言う子は
一人もいないそうです。
むしろ、自分の命の起源を真剣に
知りたがっているようだとの事。
私は性教育に対するイメージが
大きく変わりました。
「性教育」という名前を
変えて欲しいです。
「いのちの授業」とか。
命の源を知る事で、
どれだけ大変な思いをして生まれてきたか、
どれだけ大切に育てられてきたかを知り、
自分や他人を大事にできます。
誤学習してしまう事や、無知で起きる
悲劇を回避する事もできます。
特別支援学級の生徒は
特に必要だと思いますが、
これは誰にとっても
大切な学習だと思います。
普通級の生徒、先生、そして
保護者である大人にも。
先生いわく、
「性教育は本当に必要なものです。
ただ、教育委員会が及び腰で
自由に授業が行えません。
どうか保護者の方々から声を上げて
学校で性教育が正しく行われるように
働きかけていただきたい」
とのことです。
子供の性教育に悩む保護者の皆さま、
学校にお願いしてみてください。
保護者の声が重要なようです。
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