先日、区の広報で見つけた
「学習障害に対する理解」
というセミナーに参加しました。
学習障害には興味があります。
字をなかなか読もうとしない
うちの子には学習障害があるのでは?
と感じていました。
しかし「知的な遅れがある」
という事が邪魔をして、
正確な判断をしかねていました。
そして、ゆっくりとではあるけれど
少しずつ字に興味を持ち、
読めるようになっているという
事実もありました。
![ひまわりのひ](https://okathon.com/wp-content/uploads/2019/06/47EED784-D10E-41F8-A449-7FD01D49969F-150x150.png)
学校にはいつも相談していました。
しかし学校からは、
「今までもそうしてきたので、
ひらがなを一文字ずつ覚えるまで
繰り返すしかない」
と言われました。
数ヶ月前に、言語聴覚士の方が
学校に来るという事で
個別に診ていただいたのですが、
やはり
「文字よりも他に課題がある」
という結果に終わり、モヤモヤは
ずっとくすぶり続けていたのです。
(ちなみに他の課題というのは
「聞いた文章を正確に復唱する」
というものでした。)
私の努力不足だとは思いますが
病院の外来はなかなか予約が取れず。
・・・
セミナーの話に戻ります。
講師は鳥取大学の先生で、
学習障害についての専門家でした。
私なりに私の興味ある内容だけを
要約すると以下の通りです。
●学習障害の中で、
読むスキルが身につきにくい子を
「ディスレクシア」という
●読字障害とは、
字が読めない訳じゃない。
一文字ずつは読めるが、
文章を読むのが極端に遅く、
よく間違える事である。
●一年生の時点でケアを始められる
●解決法は、文章を読むのに
疲れないようにしてあげる事
●支援をしてあげれば
半年から一年で効果が見られる
●音読支援はアプリでできる。
読み聞かせなども有効
●平成29年、都内の全ての小学校に
これらの内容をまとめた
「ひらがなの学習から児童を支える」
という冊子を配布した。
以上です。
音読支援のやり方は、具体的に
教えてもらいました。
その内容はとても面白いので、
また別の日に。
私が衝撃を受けたのは、
最後の項目です。
全ての小学校に、
読字障害の個別指導を説明した
冊子が配布されていたという事実。
![泣きそう](https://okathon.com/wp-content/uploads/2019/07/0FD539BA-9174-4E87-829D-15D9C002240E-150x150.png)
いったいその冊子は
どこに行ったのでしょうか?
特別支援学級の先生も、
今までの対応からすると
読んだことが無いのでしょう。
このセミナーの講師の方も
仰っていました。
「せっかく作って配布したのに
全然使われてない」と。
全小学校の全教師が
一度でも目を通していれば、
私の「字がなかなか読めない」
という相談に対してそれなりの
受け答えが出来ていただろうに。
セミナーの内容は
とても良かったのですが、
冊子の行方が気になって仕方ない
私でした。
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