「私は優しいお母さんである」
と前回堂々と書いてしまいましたが、
ドヤ!という訳ではなく、こういう気持ちでなんとか凌いでいます、間違っているかもしれません、すみません、すみません、という気持ちです。
前回の記事で、私は我が子が小さい頃からあまり子供扱いをせずに「大人に対するように接していた」と書いていましたが、相手を尊重していた訳ではなく、単に伝える事を子供向けに変換する手間を面倒くさがっていただけでした。
子供に甘えていました。
あー、私のバカバカ(反省)
前回はそんなバカな私が優しいお母さんになろうと思ったきっかけを書きました。
幼稚園の先生に負けたくない気持ち(?)でした。
でももう一つ、完全に目が覚めた出来事を思い出しました。
それは、小学校PTA主催の親野智可等(おやのちから)先生の講演です。
先生の事は全く知らなかったのですが、
学校でやるし、タダだし、と思って(なんかすみません)参加したのが大成功でした。
この講演会を開催してくださったPTAの方々には今でも感謝しています。
講演はとても面白く、どの話も目から鱗が落ちるような内容でしたが、私の心に特に刺さった話がありました。
それはこんな内容です。
「大丈夫ですか?」と言って心配したり、片付けのお手伝いをするはずですね。
「なにやってんの!」とは言わないでしょう。
なぜ自分の子が飲み物をこぼしたら
「大丈夫?」ではなく
「なにやってんの!ちゃんと持たないからよ!」などと言ってしまうのでしょう?
私は本当にハッとしました。
なんで同じ事をして、大人は気遣われ、まだ幼い子供が怒られるんだろう?
ふざけた訳でもないのに。
失敗なんて大人もするのに。
相手が弱いからだ、と思いました。
「しつけ」という皮を被ったパワハラ、いじめです。
自分より弱い立場の人の失敗にかこつけて、自分のイライラをぶつけるなんて、最低です。
こんな事にそれまで気付けなかった自分にも愕然としました。
それからは本当に「叱る」事に慎重になったと思います。
それからこれはテレビで見たエピソードです。
よーくわかります。
私は数年前に電車の自動改札で、ICカードの残高が足りず扉がバタンと閉まってしまった時、先に通っていた連れに
「なにやってんの」と怖い顔で言われました。
ただ「あとちょっとで出発する電車にちょうど間に合いそうだったのに」というだけの理由で。
しかも私の誕生日で少し遠くに遊びに出かけようという日でした。
その時に気付きました。
「ああ、子供はいつもこんな風に悲しい気持ちになっているんだな」と。
失敗して、自分でも自分がイヤになってる所で、人にそれを指摘されて怒られる、、、
楽しい用事で出かける日も。
誰かのために強くなれるなら、
ありがとう、悲しみよ・・・
(人気アニメの主題歌か)
子供が失敗してしまった時、
「もし会社の同僚だったらなんて言うだろう?」
幼稚園の先生ならどうするだろう?
と同じくらい、自分に問いかける日々です。
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