色々な人に色々な場面で
「子供をほめましょう」
と言われます。
そんなのわかってるし、
耳にタコだよ、ほめてるし!
という記事を以前書きました。
今回は、ちょっと前から感じる
ほめの違和感についてです。
私は結構子供をほめている方だと
思います。
もともとほめる所はあまり無い
うちの子ですが、それでも頑張って
ちょっとした事でも
「おー、靴下履けたね!」とか
ほめています。
くもんで音読に合格した!など
ここぞというほめチャンスには
「すごーい!やるじゃん!」
などと思い切りほめます。
しかし3年生になった頃から、
ほめればほめるほど
「ほめないで!」と
怒りだすのです。
私の口に手を当てて
「もう何も言わないで!」
などと言う始末。
先日、特別支援学級の
書写のお手伝いに行った時に
やっぱり
「ほめないで!」という
四年生の女の子がいました。
先生もわかっていて
「ほめていいですか?」と
聞いて、いいよと言われた時だけ
「すごーい!できたー!」と
大袈裟にほめていました。
うちの子はこの女の子の真似を
してたのかな?と思いましたが、
その子もうちの子も嫌がり方に
本気が感じられました。
さて、また別の日に
「発達障害とは?」という
講座を受けに行った時の事です。
講師の方は、またまた
「ほめてほめて、ほめちぎれ」
とおっしゃいます。
私は質問しました。
「ほめないで!と言う子には
どう接すればいいですか?」と。
すると、目からウロコの
答えが返ってきました。
まずビックリしたのが、
「小学三年生はもう思春期である」
という事。
(思春期のイメージ)
いつまでも子供扱いして
「すごーい、えらーい」
なんて言ってると
「バカにしてるの?」
と受け取られてしまうのだそう。
ほめ方も年齢で
変えていかなければいけない、
小3ならもう大人として扱って
ほめるべきなのだと。
ショックでした。
いつまでも赤ちゃんのような
我が子が、もう思春期だなんて。
では、大人に対するほめ方とは?
と聞くと教えてくれました。
「ほめ方あいうえお」!!
「あ」あー!
「い」いいね!
「う」うまい!
「え」えー、参った!
「お」おお、すごい!
ええ?これは!
「合コンさしすせそ」
じゃないですか!
合コン・・・
いや、ネットで見たんですけど
男性を喜ばせるテクニックとして
女性が使うと効果的な言葉だそうで。
「さ」さすがです!
「し」知らなかった!
「す」すごーい!
「せ」センスいいですね!
「そ」そーなんだ!
ああ、これ、
書いてて気がついたけど、
子育てにも使えるじゃん。
ともあれ、全部がとても短い
フレーズだという事がわかります。
これを聞いてから
「すごーい!えらーい!」
などとほめる事はやめて、
「すご!」「はや!」などと
短くほめるようにしました。
すると、以前のように
「ほめないで!」と言う事は
なくなったのです。
たぶん、短かすぎて
反論するきっかけも無いんだと
思います。
とりあえず大成功。
ちなみに、違うパターンの
「ほめないで」と言う子についても
教えていただきました。
●普段あまりコミュニケーションが
取れていない場合、
急にほめても違和感がある。
子供の話をしっかり聞いてあげる
などして、親が安心できる場所だと
思えるようにするのが大切。
●聴覚が過敏で、喋りかけられるのが
苦手な子の場合、
トークンと言われるご褒美が効果的。
例えばシールやスタンプ、
ポイントのようなもので
溜まっていく喜びを与えるのがいい。
との事です。
とにかく、あの手この手で
ほめまくって行きましょう!
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